2013年10月22日火曜日

「日本のマチュピチュ」竹田城の神秘

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●雲海に浮かぶ竹田城


ウォールストリートジャーナル     2013/10/17 7:01 pm
http://realtime.wsj.com/japan/2013/10/17/%E3%80%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%94%E3%83%81%E3%83%A5%E3%80%8D%E3%80%81%E7%AB%B9%E7%94%B0%E5%9F%8E%E3%81%AE%E7%A5%9E%E7%A7%98/?mod=WSJJP_Life_4_2_Left

「日本のマチュピチュ」竹田城の神秘

 近くを流れる川から朝もやが立ち込めるなか、山の上に堂々とそびえ立つ城壁。
 雲海に浮かぶ戦艦のようだ。

 兵庫県の竹田城跡を見学する人が増えている。
 大阪からだと、列車に3時間揺られた後、さらに1時間歩く必要がある。
 あるいは車で数時間だ。

 この城跡は、ペルーにあるインカ帝国の都市の遺跡を思わせることから、「日本のマチュピチュ」と呼ばれている。

 海抜354メートルの山の上にそびえる竹田城は、15、16世紀に建てられ、1600年ごろに廃城になった。
 おそらく最も驚くべきなのは、本丸石垣が数百年前に建てられた当初からほぼ損なわれていない状態で残っていることだ。

 ユネスコの世界遺産に指定された姫路城(兵庫県)といった国内のもっと有名な城と違い、石垣を見下ろしていただろう竹田城の本丸は大昔になくなっている。
 それにもかかわらず、城跡はなお神秘的だ。

 地元自治体によると、2005年度に同城を訪れた人は約1万2000人、1日当たり約33人だった。
 だが、その後、口コミ、インターネット、雑誌などでその存在が知られるようになった。
 12年公開の映画「あなたへ」(高倉健主演)のロケ地にも使われている。
 その結果、12年度に訪れた観光客は23万8000人近くに増加。
 今年度上半期(4~9月)には22万人を超えた。

 運よく雲海を見るためには、さまざまな気象条件を考慮しなければならない。
 秋や冬の日の出から午前8時の間には、朝の光にくっきり浮かび上がった姿を見られる幸運にめぐまれるかもしれない。
 だが、地元の記録によれば、昨年9~11月には、辺りはひと月に約10日は雲に覆われていた。

 竹田城跡を訪れる人の数は、昨年度に約71万人が訪れた姫路城のような有名な史跡に近づいている。
 訪れる人が増えれば維持費も増える。
 そのため、朝来(あさご)市は10月1日から観覧料を徴収することになった。
 だが、人気が衰えることはないようで、最近の3連休中の日曜日には推定7500人が訪れた。

 ある地元当局者は、30年にわたって竹田城の写真を撮ってきた経験に触れ、
 「人のいない竹田城を撮るのは難しい」
と言い、
 「紅葉もあるのでもっと多くの人が来る」
と話した。

記者:Hiroyuki Kachi

原文(英語):The Mystery of ‘Japan’s Machu Picchu’
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2013/10/17/the-mystery-of-japans-machu-picchu




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